875(ハニーレコーズ店主)
2005年 01月 03日

875(ハニーレコーズ店主)
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honey records
ジェラシーブログ

小学生の時私は唄番組を禁止されていて、友達にダビングしてもらったチェッカーズのアルバムをカセットデッキに耳をくっつけて何度も何度も繰り返し聴いた。
音の向こうには古きよきアメリカが見える気がした。
このアルバムはゲットーから貨物列車に乗り込んで都会を目指した、ダウンタウンのドラマーが、リッケンバッカーを抱きしめて眠る少年が、野外映画館で隠れてキスしたり、地平線の限り続くハイウェイでキスしたりする素敵な歌詞がつまっている。

中学の時初めてMTVの特集でガンズを見た時の衝撃を今だって覚えている。
ギターのイントロはいつだって単調なアルペジオ。
なのにアクセルが唄いだしたら、ポップな日本の歌謡曲調なメロディだってなんだかギリギリ感満載でスリリング!
ワルで、繊細で、ダーティなのにピュアなキチガイ。
ロックスターの幻をアクセルに投影していたあの頃・・・。

高校時代初恋もまだだったけど、いっぱしに恋に憧れた。
恋に恋するお年頃ってやつだ。
だけど、ひねくれものだった私は、ひねくれた言い回しで恋を唄う斉藤和義が大好きになった。
ちゃんとしたスタジオミュージシャンをつかった大人びた音作り(今聴くとださい)も背伸びした気分になって嬉しかったんだ。

音楽オタクの男の子達が懐かしいあの頃のイギリスの音をひっさげてやってきた!。
ガリガリの体をモッズスーツに包んで、攻撃的なくせにロマンチックな音楽をかきならした!。
3rd以降は男の子のためのアルバム。だけどこのハイタイムは女の子の心をギュってつかむ「切ない」が沢山つまった素敵なアルバム。

いろいろ辛いことが続いて音楽を聴くことなんて忘れていた頃、自転車でたまたまウーララの前を通ったらかっこいい音が聴こえてきた(ザ・ヴェンツなんだけどね)。たまらなくなってライブハウスに飛びこんだらサイクロンズに出会った。
人形のような容姿の男の子たちが演奏する、キャッチーでいてちゃんとロックがロールした名曲群。たまんない。
★★★about 875★★★
このブログの管理人。
なんだかあんまり趣味が良くないのがばれるなぁ。
もっとかっこいいアルバムを選ぼうと思ったら選べたんだけれど、邦楽よりも洋楽のアルバムを沢山持っているんだけれど、でも、一番人生に密着した5枚といえばこれだなぁっていうのを選びました。
ああ!なんか恥ずかしい!
他の参加してくださった方達がイケてるのを選んでくださっているのでそっちを参考にしてください。